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基礎からわかる壊れない設計セミナー

こんな疑問ありませんか?

  • 許容応力以下となるように金属で作ったものなのに壊れてしまった!
  • 材料力学を使って計算したのに壊れてしまった!材料力学って嘘なの?
  • 有限要素法で計算したのに壊れてしまった!コンピュータも間違えるの?

日本を代表する大企業メーカーであっても、そこの技術者は100%材料強度学を理解しているわけではありません。変形を扱う材料力学や弾性力学と、強度を扱う材料強度学は別のものです。人類が数々の破壊事故の歴史を繰り返してきたのも、この点が理解されにくいためです。

「単位面積当たりの力である応力を材料強度以下にすれば壊れない」とか思っていませんか?それは大きな間違いです。材料の強度には、応力以外に別の因子がかかわってきます。だから、「試験片で壊れなかった応力まで荷重をかけても、構造物は壊れない」は間違いなのです。材料力学は実はある決定的な視点が欠けているので、狭い条件でのみ成立するのです。

このセミナーでは、材料力学の程度はわかるような強度設計を担当している方を対象にして、破壊力学を優しく教えます。破壊力学の使い方を学べば、今までわからなかった破壊の原因が見えてきます。壊れる前に危険がわかります。

セミナー講師は大学で30年程度も材料力学や破壊力学を教えてきた本物のベテランです。数式を使わない説明と使う説明を併記して、どんなレベルの受講者にも合わせていきます。わからないことは自由にセミナーの後からメールで聞けるシステムですので、人前で手を上げるような恥ずかしいこともありません。

基本的な内容は下記です。

  1. 材料の強さとは何か。事故を通してみる破壊の真相
  2. 破壊にはエネルギが必要です
  3. エネルギよりも簡単な破壊の指標はわけわからない
  4. 材料の塑性変形をどう評価するのか?
  5. 疲労破壊は怖い
  6. 腐食と高温と低温の影響
  7. 機械構造にとって悪さする敵を見つける方法

金属疲労で折れたボルトはほとんど塑性変形していません(模式図)

注意点

セミナーは現時点ではオンデマンドのビデオの予定です(1回がおよそ45~60分)。1講義当たり、数千円の程度を予定しています。ビデオは指定された3日間だけ視聴できるようにする予定です。順番にセミナーを受けることが必須ですが、7回目だけは独立しているので、7回目だけを受講することができます(非破壊検査のお話です)。なお,ゼミナー資料は送付します。ご興味がある方は下記メールまで。修了者には簡単なテストの後,合格者(100点満点で80点以上)には修了書(PDF)を配布します(テストは何回でもトライできます)。

akira.todoroki[ ]todometacomposites.com

上記の[ ]部分を@マークに置き換えてメールをお送りください。

(Microsoft Copilotで挿絵を作成)

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最初に時間をかけてやること

脱サラして起業するとか、定年退職して起業するとか人によって目的はさまざまです。まず、起業には『株式会社、合同会社、個人事業』の3つの形態があることを知っておきましょう。

株式会社は株を発行することで運転資金を投資家から集めることができます。合同会社は資本金を起業する個人または団体で出し合って作る起業です。個人事業は個人のお金の範囲で資金を回す事業形態です。

ここではサラリーマンからコンサルを起業する場合を想定します。それ以外の起業には当てはまらないこともあります。また、定年退職して起業する場合に、情報がかなり偏っています。若者の場合も手続は同じですが、参考にならない場合もあります。

まず、やらなければならないことは会社の仕事の範囲である『事業目的』を考える事です。個人事業にしろ、事業目的を届け出る必要があります。コンサルにしても、どのような内容のコンサルなのかを届け出る必要があります。じっくり考えましょう。ここで考えた以外のことは事業としてできない可能性もあるので、じっくり考える必要があります。あまりに広くすると、銀行の法人口座開設などで怪しまれてしまいます。明確でかつ必要なことは全て網羅するようにしないとなりません。

例えば、『~の製造・設計・研究開発・製品開発に関する技術コンサルタント』とすると、コンサル以外できなくなります。2つめの事業目的に『これに関連する講演・教育・セミナー,出版,Web News』とかを付け加えると、情報提供事業もできるようになります。さらに、『関連する製品開発・販売』とかをくわえると、自分で何かを販売することも可能です。さらに『関連するその他の事項』をくわえておけば、ネット販売なども可能でしょう。重要なことは最初の一行目のコンサルの範囲の設定です。広すぎると怪しまれる。狭すぎると事業としてなりたたないことになります。

2週間くらいかけて、じっくりと考えてください。実際の手続は流れ作業です。たくさんありますが、単なる作業ですので、誰でもできます。ここで考えた内容を元に、理想的な数年後の姿を考えます。それが、株式会社なのか、合同会社なのか、個人事業なのかを決めるヒントになります。

広く投資が必要なら株式会社です。それほど必要ではないけど、信頼を高めるために個人事業は困る場合には合同会社です。信頼が不用な場合(既に信頼を得ている見込み客が沢山いる場合など)は個人事業です。

コンサルとしても、大規模なサーバーを用いるなら株式会社でしょう。ただし、投資先を見つける必要があります。個人事業でも大丈夫な場合も多くあるでしょう。個人事業でも大丈夫なら,個人事業をお勧めします。個人事業で実績を得てから法人になる方がはるかに簡単です。最初から法人を作ると,法人銀行口座を作る際にとても苦労します。

よく資本金1円で株式会社起業とか本がありますが,実現はかなり困難です。理由は法人銀行口座が開設できないからです。振り込め詐欺の増加により、近年は新規法人口座開設の審査が非常に厳しくなっています。実店舗がある銀行では新規開設はほぼ不可能に近くなっています。ネット銀行は開設可能ですが、資本金が少ないと落ちる可能性が高くなります。この場合でも、個人事業で実績があれば楽です。

企業としての信頼性を得たい場合には、株式会社か合同会社がお勧めです。開設資金を抑えて、一人起業するなら合同会社でしょう。

資本金は、場合によります。兼業であれば少なくても大丈夫です。私の場合には10万円でした。専業の場合,少なくとも半年は自分の運転資金で自分に給与を支払えるだけの資本金が必要です。そうでないと、銀行の法人口座開設時に怪しまれてしまいます。個人事業のように自分のお金を毎月変動することはできませんので、専業で企業する場合にはよく考えて資本金を設定してください。数百万円は入れておくべきだと思います。

専業でこの資本金が用意できないなら起業するべきではありません。個人事業でスタートするべきです。兼業なら問題ありません。合同会社を設立すると決めたことにしましょう。

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起業しました

2022年5月29日

2022年は36年に一度の五黄寅年で、5月16日(月)は己巳の日でした。さらに5月の満月でお釈迦様ゆかりの縁起の良い日。ここしかないと思って、5月16日必着の書留郵便で起業の届け出を出しました。

5月19日(木)に登録確認を千葉法務局にしました。すると、法務局側のミスで名前が間違えていました。『Todo Meta Composites 合同会社』が正しい社名ですが、『Toda Meta Composites 合同会社』に登録されていました。

修正していただきましたが、間違えたデータでデータベースを作られてしまったらしく、税理士様の宣伝郵便が全部間違えています。また、法務局のデータベースをコピーして作成した私的データベースでは未だに修正されていません。

前途多難な出発をしましたが、25日には大学から公式に兼業が認められました。起業一年生として技術コンサルタントを頑張ります。よろしくお願いします。新型3Dプリンタは運転資金が貯まってから販売開始となります。